水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ

2011.10.8四方山話, 海辺の暮らし/牛窓 水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ はコメントを受け付けていません。

水夫のじゃぶじゃぶ古くから瀬戸内沿岸の交通の要衝として栄えてきた港町牛窓。
交通の要を陸路に譲ってからは、残念ながら衰退の一途を辿っています。けれども、そんな中、逆境に負けずこれからの時代を見つめて持続可能な地域を形成していこうという取り組みが町のあちこちで起こっています。「水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ」は、そんな取り組みの中からにわかに脚光を浴びだした牛窓に古くから伝わる郷土料理です。

岡山県の南部では、もともと、あちこちでその地域や家庭ごとに汁掛けご飯が 親しまれており、「水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ」もその中のひとつです。ポイントは何と言っても「げた(舌平目)のくずし(ミンチ)」です。骨ごとのミンチを使うので、いい出汁も出てますし、その口当たりは少しシャキシャキしていて、他ではあんまり味わえない食感だと思います。決してお客様をもてなすようなごちそうではなく、名前のごとく水夫(かこ・船乗り)が、ちゃちゃっと腹ごしらえをするために工夫され熟成されてきた大衆料理です。簡単に調理できて、手早く胃袋に詰め込む。商港として隆盛を極め、船乗りたちが忙しく行き交った往事の牛窓を忍ばせる、深いルーツを持つもののひとつではないかと思います。

ここで紹介する「水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ」は、牛窓の古い造船所に伝わるレシピで調理されています。木造船が当たり前だった時代に「大嵐で生き残る」と言われ、頑丈な船を造ることで瀬戸内海にその名をはせた有名な造船所に伝わるレシピです。今はもう造船業はされていないのですが、ご自宅では今も現役で食されています。見た目からは想像しにくいのですが、すこし甘めの味付けにわさびをたっぷり効かせて食べるのが他のご家庭とは違うところです。ほんとに簡単にできて、特にこれからの寒い季節には暖まります。作るのも食べるのも、片付けるのも手間がいらず、旨くて腹一杯。質実剛健、海の男の料理です。その手軽さから、ひげガイドも最近よく家で作ってます。

実は「水夫(かこ)のじゃぶじゃぶ」、ひげガイドもちょこっとだけ所属するまちづくりのグループで商標登録しています。なんと、間もなくお土産用にレトルトパックも販売予定です。

これから冬げたが出回る季節になると、じゃぶじゃぶ本番です。秋祭りの季節でもあり、イベントなどでビジターのみなさんにも「水夫のじゃぶじゃぶ」を味わっていただける機会があります。じゃぶじゃぶ出店の予定を載っけておきますので興味のある方はぜひどうぞ。また、これからの季節、ワンデイツアーハーフデイプラスツアーでもご要望があれば通常メニューに替えてご提供させていただくことができます。ご希望のお客様はお申し込みの際にひとこと、「お昼はじゃぶじゃぶで」と加えてください。

日時 開催場所、出店イベント
2011年
10月22日
第18回牛窓オリーブ収穫祭
会場:牛窓オリーブ園
http://www.nippon-olive.co.jp/webshop/news/detail.php?id=26
2011年
11月3日・6日
寒風陶芸まつり
会場:寒風陶芸会館
http://www.sabukaze.com/event/101.html
2011年
11月13日
牛窓国際交流フェスタ
朝鮮通信使行列参加者の昼食
パンフレット(PDFファイル)
げた(舌平目)のくずし(ミンチ)

これが、げた(舌平目)のくずし(ミンチ)です


 


・・・ひげガイド